2018天皇賞秋は今年も豪華メンバーになりそう
秋の古馬GIシリーズの中でも格の高い天皇賞秋は古馬のみならず3歳馬も栄冠を狙う重要なレースです。人気が予想される馬の中には前走の安田記念では3着に敗れてしまったものの大阪杯で初GI制覇を成し遂げたスワーヴリチャードもいます。そして昨年のダービー馬で、前走のオールカマーで久しぶりの勝利を収めたレイデオロも怖く、本領発揮できれば当然勝利できる可能性も高いでしょう。
またワグネリアンは代打騎乗となった藤岡康太騎手が操り神戸新聞杯を勝利し、勢いにのった状態で天皇賞秋に臨みます。実は復調気配の見えるマカヒキも出走を予定しており、3世代のダービー馬がそろい踏みという嬉しい事態になりそうです。
札幌記念を制したサングレーザーや勢いに陰りが見えていますが復調を目指すダノンプレミアムも出走を予定していて、さらに今年の宝塚記念であっと言わせたミッキーロケットもいます。他にもアルアインやヴィブロス、キセキ、サトノクラウン、ネオリアリズムといったそうそうたるメンバーが揃いそうです。
このレースの結果次第で今年の秋冬のGI戦線の動向や年度代表馬の行方、さらに来年以降の国内の競馬の情勢なども大きく変わるので、注目すべきです。
紫苑Sで勝ったあの馬が目指すレースとは
9月8日に中山競馬場で開催された紫苑Sは秋華賞をはじめとしたレースを目指す馬にとっての重要な一戦であり、全馬3歳牝馬が出走します。
1番人気は桜花賞とオークス共に5着のマウレア、2番人気はルメール騎手が鞍上でGIへの出走経験はないもののG2とG3で共に3着になった実績を持つノームコアでした。
そして条件戦で古馬相手に奮闘してきた経験を持つサラスも非常に怖い存在で、3番人気に推されていました。
レースはランドネが逃げる形で、続いてロフティフレーズ、オハナ、ハーレムラインなどが続きます。早めにカレンシリエージョが動いて4コーナーでは2番手付近にいるなど、ある程度の道中での動きはありましたが、基本的には穏やかな状態。最後の直線を向いて、まだまだ逃げるランドネが頑張りますが、虎視眈々と狙っていた人気のノームコアがあっさりと交わし、抜け出してゴールイン。
2着にはゴール前でランドネを差し切った人気のマウレアが入りました。
このレースで優勝を果たしたノームコアは秋華賞に出るのではなく、あくまでもエリザベス女王杯を目指すようです。これはアーモンドアイとの対戦を避けたいという意味からくるものなのかもしれませんね。
関連記事:「七騎の会による競馬セブン/はじめての競馬」