9月12日には、中央競馬で短距離重賞が2レース行われました。競馬セブンの予想は如何でしょうか。

セントウルS

例年阪神で行われるセントウルSが今年は中京競馬場で実施され、そして中山では京成杯オータムハンデが開催されました。

G2レースのセントウルSには、GI馬のレシステンシアが出走し、単勝オッズは1.9倍でした。2番人気は3歳牡馬のピクシーナイトで、この馬は今年のシンザン記念を勝利し、前走のCBC賞では古馬相手に2着に入っています。

3番人気のカレンモエは父がロードカナロア、母がカレンチャンという最高の血統の馬であり、近走は重賞で3連続2着中でした。ちなみにロードカナロアもカレンチャンもセントウルSに出走していますが、意外なことに両馬とも勝利していません。

レースはまず人気薄のシャンデリアムーンがハナを切り、それに続いてジャスティン、レシステンシアといった展開。4コーナーをカーブして最後の直線に入ると、後続各馬も本気で追い始め、まずは逃げていたシャンデリアムーンを好位追走していたレシステンシアが追い抜き、先頭に立ちます。もちろんその後も外から有力馬が襲いかかりますが、特に勢いがよかったのがピクシーナイトです。

ゴール前は大接戦となりましたが、結果的にレシステンシアがクビ差しのぎ、見事に優勝を果たしています。意外なことにこの馬は阪神ジュベナイルフィリーズを除くと、GIでは勝負弱さが見られるようです。次走はスプリンターズSになると思うので、GI2勝目を狙っていることでしょう。

京成杯オータムハンデ

そしてセントウルSの発走から10分後に開催された京成杯オータムハンデ。注目されたのはやはり2歳王者のグレナディアガーズです。この馬は朝日杯フューチュリティS以来勝利はないものの、ファルコンSでタイム差なしの2着、NHKマイルCでは3着に入っていますから、久しぶりのレースという点だけが気がかりでした。

2番人気は同じく3歳馬のバスラットレオンですが、今回はパドックの段階から良くない感じでした。そして3番人気は、今年に入り東京新聞杯を勝利し、また前走の関屋記念ではロータスランドの2着に入る活躍を見せたカラテ。

他にも注目すべき馬が複数出走し、いろいろな意味で楽しみな一戦となりました。

スタートが切られるとまず人気薄のコントラチェックがハナを切ります。そしてスマイルカナ、マイスタイルも前目につけています。そもそもこのレースは逃げ馬候補が多くて誰が逃げるのか難しい部分はありましたが、結局はコントラチェックが逃げた形ですね。

道中は大きな変化はなく3コーナーに差し掛かり各馬に騎乗している騎手の手が大きく動き始めます。そして4コーナーをカーブして最後の直線に入ると、まだ逃げているコントラチェックが大きなリードを保っています。

このまま逃げ切りか、と思われたところに外からすごい脚で突っ込んできたのは戸崎騎手が騎乗するカテドラルでした。見事にカテドラルが勝利を果たし、初めての重賞制覇を果たしています。

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