2019年の海外競馬に関するニュースについて紹介します。日本の競馬ニュースだけを見ていても世界の流れを知ることはできませんし、海外のニュースを知ることによって日本の競馬への理解も深まるでしょう。
まず注目したいのはKRAが今年はコリアカップとコリアスプリントに日本馬を招待しないと発表したことについてです。これらのレースは9月8日に行われるため、現在緊迫している日韓関係が影響を及ぼしているのでしょう。KRAによると日本のホースマンや馬を守るための措置らしいので、残念ですが安全のために受け入れたいですね。これらのレースは日本馬が大活躍しているレースであり、恐らく今年も招待されれば出走していたと思います。
その他には、シスターチャーリーについてもチェックしましょう。2018年7月21日のダイアナS以降5連勝を果たし、そのすべてがGIレースです。昨年はBCフィリー&メアターフも制しており、恐らく今年もブリーダーズカップに挑戦するでしょう。昨年はエクリプス賞の芝牝馬チャンピオンでしたが、これからの活躍次第ではもっと大きな賞を受賞できる可能性もあるでしょう。もともとフランスで走っていた馬で、フランスオークス2着経験もあります。
残念なニュースですが、ヨーロッパの期待の星トゥーダーンホットが引退しました。2歳時にデビューし無傷の4連勝を果たし、デューハーストSも制し、2019年のクラシック有力候補に挙げられていました。アイルランド2000ギニーなどは敗れてしまい3連敗を喫したものの、7月に入ってからジャンプラ賞とサセックスSを制し復活の兆しを見せていました。そんなトゥーダーンホットですが、レース中のケガが原因で引退することになりました。父は世界的な大種牡馬のドバウィなので、有力な後継種牡馬となってくれるでしょう。父のドバウィと同じような戦績で、そしてほぼ同じ時期に引退するというのは残念ですが、期待したいですね。
逆に七騎の会が注目した嬉しいニュースとしては、シスキンの活躍が挙げられます。シスキンは2歳で、フェニックスSも制し、4戦4勝の無敗となりました。MonarchOfEgyptに4分の3馬身差をつけての勝利でした。父はFirstDefence、母はBirdFlown、母父はOasisDreamという血統です。来年のクラシックの有力候補となりましたね。
以上のニュースの他にも海外における注目すべき話題は多数あります。日本の競馬とはまた違う部分もあるので調べてみるととても楽しいですよ。
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