2019年9月も海外競馬に関する様々なニュースがありました。ここでは代表的なものを紹介します。

まずはピナトゥボという馬がヨーロッパで大活躍している件です。この馬は現時点で5戦5勝負けなし、父はジャイアンツコーズウェイ産駒のShamardal。9月に行われたヴィンセントオブライエンナショナルSでは2着に9馬身差をつける圧勝。現時点のイギリス2000ギニーのブックメーカーによるオッズはもちろん1番人気で、ダービーも同様に1番人気です。フランケルの再来といわれることもある馬なので、七騎の会としても順調に成長していって欲しいです。

そして日本に直接的に関わりのある海外の出来事といえば、キセキがフォア賞に出走したことではないでしょうか。なんと4頭立てですが、ヴァルトガイストなど、メンバーレベルは決して低くはありません。ですが結果は3着と敗れ、残念な成績に。恐らくこれで本場の凱旋門賞のオッズは多少下がると思われます。期待していたファンも多かったと思うので残念な成績でしたが、本番に期待したいです。

そして日本馬のディアドラも海外のレースに臨みました。9月14日のアイルランドチャンピオンS。このレースはかなり好メンバーが揃ったといってもよく、1番人気はマジカル。その他にもダービー馬のアンソニーヴァンダイク、マジックワンド、エラーカムといった骨っぽい相手もいました。道中は後ろから…しかし最後の直線の途中からは素晴らしい脚を見せてくれ、4着に入っています。いろいろうまくかみ合えば3着や2着といった結果もありえたでしょう。そんなディアドラは凱旋門賞に出走するプランもありましたか、結局イギリスのチャンピオンSに出走する予定です。

次のニュースは、ヨーロッパのマイル路線のお話です。現在3歳のサーカスマキシマス。イギリスのダービーに出走した経験を持ちますが、この馬が本領を発揮しているのはマイル路線です。9月8日にロンシャン競馬場で行われたムーランドロンシャン賞は強いローマナイズドが相手にもかかわらずハナ差で勝利しています。鞍上は世界トップクラスのムーア騎手。さすがの手綱さばきを見せてくれました。サーカスマキシマスはこれでセントジェームズパレスS以来のGI勝利。父はGalileo、母父はDanehillDancerという血統。

以上のように様々な出来事がありましたが、世界はとても広く他にもあらゆるニュースがありました。

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