かつてスーパーG2と言われていた大阪杯がGIに格上げされて今年で9年目となります。格上げ1年目にはキタサンブラックが勝ち、その後もスワーヴリチャードやラッキーライラックなどが制覇していましたが、最近の勝ち馬は少し小粒な馬が多いと言われがちです。
それはほぼ同時期に行われるドバイのレースや香港のレースなどを目指す馬がいるためで、ある意味では大GIでは力が少し足りない馬が空き巣的に出走してGI勝利を勝ち取るレースともいえます。
ですが今年の注目馬筆頭のシックスペンスは、ダービー以外はすべて勝ち、3歳時には古馬相手の毎日王冠を勝ち、久しぶりの出走だった中山記念もしっかりと勝利。この馬が大阪杯を勝ち、それ以降もGI勝利をすれば、大阪杯の格をより高められるでしょう。
シックスペンスが1番人気候補ですが、それ以外の上位人気想定馬の中には、ディフェンディングチャンピオンのベラジオオペラもいます。
阪神競馬場は過去に3度走り、すべてで勝利しているので、大阪杯で期待できそうです。昨年の大阪杯以降は勝っていませんが、宝塚記念は3着ですし、天皇賞秋と有馬記念も勝ち馬から0.4秒、0.3秒差なので、悲観の必要はなさそうです。
桜花賞馬であり、GI2着2回、GI3着が2回のステレンボッシュにも注目です。
前走は香港でしたが、大阪杯は得意の阪神という点も魅力です。強い相手に対しても常に安定した走りができるのは、力が十分にある証拠でしょう。
日経新春杯で悲願の重賞制覇を成し遂げたロードデルレイは、神戸新聞杯を除くと、1着と2着しかありません。今年に入って以前よりもより力をつけてきたのは間違いありませんし、技術力が高くて近い将来にはもっとリーディング上位が目指せる西村淳也騎手が騎乗する点も嬉しいです。
天皇賞春以降勝っていないジャスティンパレスですが、彼はそもそも天皇賞春以降はGIにしか出走しておらず、宝塚記念以外は勝ち馬からそこまで離されていません。過去の戦績をみると阪神との相性もそこそこ良さそうなので、復活勝利もあるかもしれません。
上記以外にも有力馬は多数います。
力をつけ始めているエコロヴァルツや2024年にターフに戻ってきてからも活躍しているヨーホーレイク、天皇賞秋の3着があるホウオウビスケッツなど。
リニューアルオープンを果たした阪神競馬場は全世代のファンにとって過ごしやすい場所となったので、是非競馬場に足を運んでみていただきたいです。競馬予想には競馬セブンがおすすめです。
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