8月にも国内でいろいろなレースが開催され、さらにレース以外の場でも多くの出来事がありました。今回は日本競馬に関するニュースについて取り上げてきます。

サラブレッドオークションが開催され、JRAでも活躍中のマイネルアウラート、ロジチャリスなどが落札されました。マイネルアウラートは230万円、ロジチャリスは433万円で落札されています。競走馬というと非常に高値で取引されるというイメージですが、この2頭の場合は以前に比べると成績が低迷しているのでこれくらいの価格となったわけです。もちろんサラブレッドオークションで取引される馬の中には落札されない馬もいますし、非常に安価で取引される馬もいます。早速マイネルアウラートは関屋記念に出走しましたが、残念ながら17着に敗れています。

他のニュースには、リエノテソーロの引退という衝撃的なものもあります。まだ5歳ですし、今年春のマリーンカップでは3着に入っているのでこれからも活躍できると思われていたでしょう。特に報道がなされていないのでケガなどがあったわけではなさそうです。リエノテソーロはデビューから4連勝し、その間にはエーデルワイス賞、全日本2歳優駿を勝ち、その後は芝のNHKマイルCでも2着に入っています。さらに2018年にはスパーキングレディーCを勝利しており、1番人気のオウケンビリーヴを破っています。父はSpeightstown、母父はLangfuhrという血統で、日本色の少ない馬なので様々な種牡馬との相性も良さそうだと七騎の会は考えています。

次は素晴らしいニュースで、札幌記念を制したブラストワンピースが凱旋門賞に出走することになりました。見事勝利に導いた川田騎手とのコンビとなり、川田騎手は過去にハープスターで凱旋門賞に挑みましたが良い思い出はなさそうです。そのときの屈辱をなんとかしてブラストワンピースを相棒として晴らすことができれば最高です。それにしても札幌記念の前走の大阪杯まで騎乗し続けていた池添騎手は凱旋門賞とは因縁の関係がありそうですね。

次も良いニュースで、かなり力をつけていて重賞3勝を含む5連勝中のメールドグラース。そのメールドグラースがオーストラリアの大レース、コーフィールドCに出走するようです。コーフィールドCは100年以上の歴史がある伝統的なGIで、過去に日本馬が制した経験はありません。もし今回メールドグラースが勝利したら、歴史的な快挙となるでしょう。

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