2021年5月も素晴らしいレースが行われています。

5月2日に阪神競馬場で開催された天皇賞春

例年であれば天皇賞春は京都競馬場で開催されており、淀の芝3200mが舞台のこのレースは春の風物詩にもなっています。今年の天皇賞春はハイレベルとはいえないメンバー構成でしたが、今後期待される馬もたくさん出走し、1番人気争いもとても熾烈でした。結果的に単勝3.6倍で1番人気になったのはディープボンドで、前走の阪神大賞典で2着に0.9秒差をつける圧勝劇を演じました。

2番人気はコントレイルが勝った菊花賞でとても惜しい2着に入ったアリストテレスで、今年に入ってからはAJCCを勝っていますが、阪神大賞典はまさかまさかの7着に敗れています。3番人気は菊花賞馬はワールドプレミアで、今回は福永騎手とのコンビ。そして4番人気はとにかく2着が多いカレンブーケドールです。

レースがスタートするとオセアグレイトがまさかの出遅れです。ディアスティマが先頭に立ち、それに続いてジャコマル、カレンブーケドールなど。道中大きな動きはありませんでしたが、3コーナー手前になると騎手が動き始めます。

競馬セブンが見守る中、最後の直線に入るとカレンブーケドールが先頭に立ち、その後外からワールドプレミアとディープボンドが猛追します。結果的に菊花賞馬のワールドプレミアが勝利し、見事復活しています。

5月9日に東京競馬場で開催されたNHKマイルC

1番人気は2歳チャンピオンのグレナディアガーズで、2番人気は3戦2勝でこのレースに挑んだシュネルマイスターでした。その他にもバスラットレオン、ホウオウアマゾン、桜花賞では不利を受けたソングラインなど…注目馬も多数いました。

スタートを切るとピクシーナイトがハナを切ります。それに続いてホウオウアマゾン、グレナディアガーズ…といった隊列。最後の直線に入って各馬追い出すと、外の方から一気に複数頭伸びてきます。ゴールギリギリまで粘っていた2着のソングラインを交わし、シュネルマイスターが見事優勝を果たしています。

5月16日に東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル

レース前からグランアレグリアに圧倒的な注目が集まっていました。単勝オッズが1.3倍、2番人気のレシステンシアが7.1倍ですからすごいですよね。

レースがスタートすると斎藤騎手が騎乗するクリスティがハナを切り、それに続いてスマイルカナ、レシステンシア、イベリスなども前に。道中激しい動きはありませんが、直線に入ると各馬とも必死です。そんな中外から悠々とグランアレグリアが抜け出して一気に優勝。2着は人気薄のランブリングアレー、3着はマジックキャッスルでした。

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