七騎の会が注目するコーフィールドCに日本馬2頭が挑戦

オーストラリアのコーフィールド競馬場で10月20日にコーフィールドCが行われました。2014年にはアドマイヤラクティが制しているレースで、それ以外にもアイポッパーの2着など、日本馬と対象が良いレースです。

今年は全部で18頭が出走し、1番人気はKings Will Dream、2番人気はThe Cliffsmoher、3番人気はYoungstarでした。オーストラリアの馬だけでなくヨーロッパの馬、さらに日本の馬が2頭出走し、大きな盛り上がりを見せました。日本代表はチェスナットコートとソールインパクトで、下位人気でしたが異国の地で勝利を目指して騎手と共にレースに臨みました。

結果的にはアイルランドに所属しているベストソリューションが勝利し、今年の8月にベルリン大賞で初GI制覇を成し遂げ、バーデン大賞を勝ち、その勢いそのままでコーフィールドCを制しました。

チェスナットコートは13着、そしてソールインパクトは14着に敗れてしまいましたが、勇気のあるチャレンジだったと思います。日本とオーストラリアの間は競走馬の行き来が非常に多く、近頃では日本で現役生活を送った馬がオーストラリアに移籍をしてレースに出走することも増えてきました。ですので来年のコーフィールドCにも日本に関連する馬が出走するかもしれませんね。

サウジアラビアロイヤルCを勝ったグランアレグリが驚異の強さ

10月6日に東京競馬場で開催されたサウジアラビアロイヤルCは芝1600mのG3です。

全部で8頭立てと少々頭数が少なくて寂しい感じはしましたが、単勝1.3倍に推されたグランアレグリアがいたので注目度も高かったです。デビュー戦はダノンファンタジーに0.3秒差で完勝しましたが、ダノンファンタジーはその次走快勝しているのでグランアレグリアの強さが際立ちます。

そして2番人気は阪神の新馬戦を勝ち上がったシャドウエンペラー、3番人気はモレイラ騎手が騎乗する2戦1勝のドラウプニルでした。

レースは驚きの連続であり、まずはスタートでグランアレグリアが出遅れてしまいます。焦ることなくレースを進めますが、地力の差で3コーナーのかなり手前で2番手付近に上がります。4コーナーをカーブして最後の直線に入る頃には逃げるトーラスジェミニに並びかけ、その後は本気を出すことなく圧勝。

2着のドゴールに対しては3馬身半をつけており、見事人気にこたえました。グランアレグリアの父はディープインパクトで、母父はTapitという血統であり、生産はノーザンファーム、管理調教師は藤沢和雄なのでまさに生まれながらの期待馬といえるでしょうね。

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