競馬界には次から次へと次世代の怪物級ホースが誕生しますが、リアアメリアがアルテミスSを制しました。6月の新馬戦では出遅れながら2着の馬に1.3秒差をつける圧勝劇を演じ注目されましたが、アルテミスSでは4分の3馬身差での勝利でした。着差だけを見ると物足りませんが、道中ずっとかかっていた感じですから、それで大外から差し切るわけですからやはり相当強いですね。最後は余裕も見られる快走劇であり、七騎の会も今後の活躍が楽しみです。正直なところ、アルテミスSの結果では怪物級かどうかを見極めることは困難です。次世代のアーモンドアイになれるか、これからが正念場です。

10月31日をもって小島太一騎手が引退をすることが発表されました。決して目立つ騎手ではありませんが、デビュー2年目の2006年には12勝をあげています。2013年の勝利を最後に残念ながら勝利することはできませんでしたが、ヴァンクルタテヤマやアロマカフェに騎乗した経験もあります。引退後には調教助手となるということなので、引き続き頑張って欲しいと思います。ちなみに小島太一騎手のお父さんは元騎手であり元調教師の小島太氏です。

引退といえば、現役時代に国内で活躍し、さらに種牡馬としても活躍したシンボリクリスエスが種牡馬を引退しました。ジャパンCで強い勝ち方をしたエピファネイア、今も現役のダートGI馬ルヴァンスレーヴ、そしてこれまたダートで大活躍したサクセスブロッケンなどを輩出しています。芝だけではなくダートでも活躍できる馬を送り出しているので、オールマイティーな種牡馬だったといえるでしょう。今後は千葉県にあるシンボリ牧場において余生を過ごすことになるので、ゆっくりして欲しいですね。もちろんまだまだこれからもシンボリクリスエス産駒はデビューしていくので応援してあげてください。

他のニュースといえば、ニューイヤーズデイが日本にやってきたということも挙げられます。この馬は現役時代にはブリーダーズCジュヴェナイルを制していますが、それが引退レースとなってしまいました。デビュー戦で敗れているので通算成績は3戦2勝です。父はStreetCry。若いうちから活躍する馬もたくさん送り出している馬です。そんな父以上の活躍を日本でもみたいですね。繋養されるのは社台スタリオンステーションなので、最高の環境が用意されそうです。

2019年の10月は日本競馬界にとっても意味のあるときとなりました。

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