2020年1月の中央競馬のレースの中で大きなものはいくつかありますが、日経新春杯・アメリカJCCはともに歴史も権威もあります。まず日経新春杯ですが、1月19日に京都競馬場で行われます。過去にはグローリーヴェイズ、ミッキーロケット、ルーラーシップなどが勝利したことのあるG2で、やはり格も高いです。

今年の注目馬として挙げられるのはまずアフリカンゴールドでしょう。この馬は重賞勝利はありませんが、前走のアルゼンチン共和国杯ではルメール騎手が騎乗して3着に入っています。

敗れはしましたが、ルメール騎手が騎乗していたというところを見ると力があることが分かります。ステイゴールド産駒で、母父はGone Westという血統。5歳の今年大きな飛躍が見られるかもしれません。

他にはレッドレオンも日経新春杯に出走予定で、3歳時にはきさらぎ賞に出走し4着に入っています。その後は条件戦ばかりに出走し、昨年11月に3勝クラスを見事勝利し、満を持して重賞にチャレンジします。これまでに7戦しか走っておらず、まだ本当の力が分からない点も不気味です。

他にはタイセイトレイルにも注目してください。アルゼンチン共和国杯では2着に入り、なんとジャパンCにも出走しています。ジャパンCでは敗れはしましたが大レースに出走するというのは期待されている証拠でもあります。

これらの他には、レッドジェニアル、サトノガーネット、ロードヴァンドール、ドレッドノータスなども出走予定です。

そしてアメリカJCCは、なんと有馬記念を制しているブラストワンピースが出走します。この馬の実力は誰もが知るところですが、とにかく中山競馬場との相性が良さそうなので期待が持てそうです。凱旋門賞以来のレースとなりますが、恐らくじっくりと調整されていると思います。

他には昨年のクラシック戦線を沸かせたニシノデイジーからも目が離せません。2歳時には重賞を2勝し、中山のGIレースで3着に入って実績もあります。一発があってもおかしくはありません。

そのほかには実績馬のミッキースワロー、ダンビュライト、ステイフーリッシュetc.も出走を予定しています。もしこのレースで勝利できれば、今年の大レースでの活躍も期待できそうです。

1月はGIレースはありませんが、日経新春杯・アメリカJCCに注目してください。可能であれば京都競馬場や中山競馬場に足を運んでみてください。きっと素敵なレースが見られるでしょう。

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