春の東京開催のGIの最終戦となる安田記念が6月8日に行われます。

昨年は香港からロマンチックウォリアーとヴォイッジバブルがやってきて、対する日本馬はソウルラッシュ、ナミュール、セリフォス、ジオグリフのGI馬やその他の精鋭たち。結果はロマンチックウォリアーが着差以上の完勝ぶりをみせてくれました。

今年はロマンチックウォリアーやヴォイッジバブルのような海外馬は出走登録しておらず、昨年と比較するとどうしてもレベルの差を感じますが、競馬は何があるかわからず、注目されていない馬が圧勝劇を演じるケースも少なくありません。

今年の安田記念の有力馬の筆頭はソウルラッシュでしょう。7歳ではありますがまだまだ強さを示しており、実際に前走のドバイターフでは現役世界最強マイラーともいえるロマンチックウォリアーにハナ差勝利しています。(ドバイターフは1800m)過去3回安田記念に出走しており、年を追うごとに着順を上げ、昨年は勝ち馬のロマンチックウォリアーと0.1秒差なので、今年は十分チャンスがあるはず。

今年騎乗するのはおよそ3年ぶりとなる浜中俊騎手で、このコンビは5戦4勝。唯一敗れたのが2022年安田記念なのでリベンジを期したいところ。

そして昨年暮れの香港マイル以来となるジャンタルマンタルにも注目です。国内では馬券圏内から外れたことがなく、安田記念と同舞台のNHKマイルCは先日ヴィクトリアマイルを完勝したアスコリピチェーノに勝利しています。順調に成長していれば安田記念で圧勝劇を演じても不思議はありません。

エリザベス女王杯覇者のブレイディヴェーグは近走勝ち切れていないものの、約1年ぶりの実戦となった府中牝馬Sで強豪牝馬を捻じ伏せており、やはり実力は素晴らしいです。NHKマイルCを勝って以降馬券圏内に入っていないシャンパンカラーは、NHKマイルCと同じ舞台の安田記念で復活したいところでしょう。

GI勝利経験馬以外の中で要チェックなのは、シックスペンスです。

デビュー以来敗れたのはダービーと大阪杯だけで、スプリングSや毎日王冠、中山記念を勝った実績は本物です。マイル経験はデビュー戦と2戦目の2回あり、どちらも勝っている点は評価できます。

他には、リステッド競走とG3のダービー卿CTを連勝中のトロヴァトーレにもチャンスはあります。これまでに10回走り、9回1番人気に推されていることからも、注目度の高さをうかがい知れるはず。東京新聞杯勝ち馬のウォーターリヒト、朝日杯FS2着実績のあるエコロヴァルツ、重賞2連勝中のロングランなども有力どころです。競馬予想には競馬セブンのサイトがおすすめです。

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