JRAの競馬は1月から12月までオフシーズンがなく行われます。2020年初めのレース開催日は1月5日でした。例年のように中山競馬場と京都競馬場で行われ、メインレースにはそれぞれ金杯が組まれました。金杯はレースの格としてG3ですが、特別視する競馬関係者やファンも多いので、このレースは見に行く、馬券を買うという方も多くみられます。
これらの金杯を勝利して、GIの舞台で活躍している馬も過去にはいます。近年では中山金杯をウインブライトが制し、その後香港でGIレースを2勝しています。
今年の中山金杯は、クレッシェンドラヴが1番人気に推されました。前走の福島記念を見事人気に応えて制しており、その勢いも評価されたのでしょう。父はステイゴールドなので、6歳になった今、より大きな成長が期待されたのかもしれません。
2番人気はデムーロ騎手が騎乗するトリオンフで、この馬は2018年の小倉大賞典と小倉記念を制しており、他にも重賞レースで2着に入っています。実績や強さは十分。前走のチャレンジCも1年3ヶ月ぶりとは思えないレースぶりで2着に入り、今回も1番人気になってもおかしくありませんでした。その他にザダル、ギベオン、レッドローゼスが上位人気に推されています。
レースはブラックスピネルが逃げる展開となり、それに続いて、ノーブルマーズ、トリオンフが前に行きます。道中の入れ替わりはあまりなく3コーナーをカーブし4コーナーにかかります。最後の直線に向いてトリオンフが抜け出します。外からは松岡騎手が乗るウインイクシードが追い詰めるもののアタマ差及ばず2着。3着はテリトーリアルでした。
京都金杯は1番人気が武豊騎手が乗るカテドラルで、単勝オッズが3.1倍。2番人気がダイアトニック、3番人気がサウンドキアラでした。1番人気のカテドラルをはじめ明け4歳の馬も複数おり、どのようなレースになるのか楽しみにされていたファンも多いはず。競馬セブンも大きな期待を寄せていました。
ゲートが開くと、まずはマルターズアポジーが逃げます。それに続く形でボンセルヴィーソ、モズダディー、エメラルファイトなども前へ。逃げるマルターズアポジーは最後の直線に入ってもギリギリ先頭ですが、すぐに外からボンセルヴィーソに差されてしまいます。ボンセルヴィーソもその後、その外から強襲したサウンドキアラに敗れ、サウンドキアラが見事優勝しています。2着は追い込んだダイアトニック、3着は道中2番手にいたボンセルヴィーソです。
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