2019年の11月も日本の競馬界では様々な出来事がありました。良いニュースもあれば悪いニュースも少なくはありません。ここでは主なニュースについて取り上げます。

まずは岩手競馬においてまた禁止薬物が検出されたという問題です。これまでにも同様の事件が発生しており、今回は2頭。これまでの頭数と合わせると全部で5頭目となります。他の競馬場で同様の問題が起きていないので岩手競馬の管理体制が問われていますが、そもそも考えも寄らないような方法で実行されている可能性があります。
様々なところに監視カメラが設置されていると思いますし、すでに警察なども動いているようです。

そんな中このように頻繁に続くのは、やはり何か恨みを持った人の犯行でしょう。とても悲しいことであり、それにより競馬の開催が中止されると困ってしまう馬や人間もたくさん出てきます。もしかすると犯人はそれが目的なのかもしれませんね。早く原因が分かり、収束することを願っています。

続いてのニュースはジャパンCに外国馬が来なかったという問題です。そもそも海外の馬に出走してもらわないとこのレースの意味はありません。様々な原因がささやかれていますが、代表的なものは「高速馬場・時期的な問題・賞金面・日本馬が強すぎる」という問題でしょう。高速馬場の問題を解消すればもう少し海外馬にとっても有利な条件で出走できるので確かに出走頭数が増えるかもしれません。しかし賞金については単純に金額を上げるだけではあまり意味がなさそうです。

続いてのニュースも残念で、期待の星でもあるメールドグラースが屈腱炎になってしまいました。今年に入り連勝街道を歩み、日本の重賞3連勝も含む6連勝を達成。しかもオーストラリアの有力レースでもあるコーフィールドカップを勝ち勢いに乗っていました。そんな中、距離が合わないであろうメルボルンCに出走したことも原因?…という可能性もあるのでしょうか?徐々に良化しているみたいなので、休養後に再び強い姿を見せて欲しいです。

最後のニュースは非常に良い内容です。サンダースノーが日本で種牡馬入りすることが決まりました。UAEダービーでは日本のエピカリスを破り、3歳時には芝のGIも勝っています。それだけにとどまらず2018年と2019年にはドバイワールドCを連覇しています。そんなサンダースノーの産駒が日本で走ってくれるのは本当に嬉しいことです。
世界を股に掛けた活躍を七騎の会は期待したいです。

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