5月24日に東京競馬場で開催されるオークスは、非常に歴史のあるクラシックレースです。昨年はラヴズオンリーユーが勝利し、一昨年はアーモンドアイが勝つなど、歴史に名前を残す牝馬たちが出走し、活躍しています。桜花賞に引き続いてオークスも観客を入れずに無観客という形での開催。そんな開催だからこそ、競馬ファンに夢や希望を与えてくれるレースを見せて欲しいところです。

桜花賞を制したデアリングタクトが圧倒的な1番人気になるでしょう。父のエピファネイアはマイルよりも2400mの方が得意というイメージもありますし、成長力もありそうなのでかなり期待できます。もしオークスも無事勝利するようなことがあれば、三冠牝馬の誕生ですね。アーモンドアイが2018年に3冠馬に輝いているので中1年での達成となるとこれまた面白いことになりそうです。ちなみに桜花賞では、GI馬のレシステンシアに1馬身2分の1差をつける完勝。

レシステンシアは距離的な問題もあるのでしょう。NHKマイルCに向かう予定です。

その他の注目馬は、フローラSで優勝したウインマリリン。悪条件の中見事に勝利を収めたウインマリリンと鞍上の横山武史騎手。デアリングタクトと比較すると現時点では力に差があるようにも感じますが、競馬は何が起こるか分かりません。

そして同じくフローラSに出走し2着だったホウオウピースフルもオークスに出走します。引き続きレーン騎手が騎乗するというのはとても心強いことです。今年2月のクイーンCを勝利し、桜花賞では5着に入ったミヤマザクラも侮ってはいけません。父はディープインパクト、母父はMr.Greeleyという血統です。

その他には、フローラSで1番人気ながら5着に敗れたスカイグルーヴも巻き返す可能性があります。ルメール騎手が今度こそは、とリベンジを果たすかもしれませんね。

新馬戦とフラワーCを人気薄で連勝したアブレイズ。現時点で2戦2勝。騎乗するのは近年JRAジョッキーになったばかりの藤井勘一郎騎手。もし今回勝利できれば、長年の夢のひとつがかなうことでしょう。それ以外にも、実績や実力のあるクラヴァシュドール、リアアメリア、スマイルカナ、マルターズディオサなどが気になります。

5月24日のオークスは是非とも自宅でテレビ観戦しましょう。歴史的な一戦になる可能性もありますよ。もしデアリングタクトが圧勝すれば、今後の日本競馬界の戦力図が塗り変えられるかもしれません。

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