今の時期には、クラシック路線を狙う馬たちが様々なレースに出走を果たし、覇を競い合います。デビュー前から注目を集めていた馬もいれば、そうでない馬もいますが、2月25日に阪神競馬場で行われたすみれSで勝利を果たしたキタノコマンドールはデビュー前からいろいろと話題になっていました。
まずは世界の北野武氏が名付けたということで報道され、さらにその血統構成も素晴らしいと評判です。しかし馬は血統だけで走るわけではありませんし、実際にすみれSでは3番人気に甘んじていました。
競馬セブンが見守る中、1番人気になったのはルメール騎手が乗るコズミックフォース、2番人気は若駒ステークスで0.5秒差で勝利したケイティクレバー。両馬とも簡単に負かすことができる相手ではありませんが、キタノコマンドールは見事にこれらの馬をねじ伏せました。とても強いレースぶりを見せ付け、これで現時点での戦績は2戦2勝。特にトラブルさえなければ間違いなくクラシック路線に乗ってくるでしょう。
まだ一線級の馬たちと走った経験がないので何とも言えませんが、あっさりと一線級牡馬相手に勝利を収めてもおかしくなさそうですね。DMMドリームクラブの初年度募集馬ということもあり、もし今後GIレースなどの大レースを勝つようであればこのクラブの知名度や評価も大いに高まることが予想されます。