2017年の2月26日のレースを持って引退した騎手は何人かいますが、中でも一番有名騎手といえば間違いなく武幸四郎騎手でしょう。
最終週には重賞にも騎乗していましたが残念ながら勝利を収めることができませんでした。
しかし武幸四郎騎手は過去に輝かしい成績を残しているのです。

天才武豊騎手の弟、武邦彦騎手の息子でもある武幸四郎騎手ですが、GIは6勝しています。
全6勝のすべてが、馬が3歳時に優勝を果たしたもので、まだ若い馬を扱う技術が長けていたのでしょう。

七騎の会もデビュー前から武豊騎手の弟ということで注目を寄せていましたが、そのプレッシャーに負けることなく、信じられないような記録をデビュー2日目に作り上げてしまいました。
マイラーズCに11番人気だったオースミタイクーンで臨み、結果的に優勝し、今後100年経っても破られることはないような歴史的記録を打ち立てました。
デビュー早々インパクトを与えましたが、デビュー3年目の62勝が年間の最多勝で、兄のような圧倒的な活躍はできませんでした。
しかしメイショウマンボをはじめ、GI勝利もしていますし、一時期はテレビ番組にも多数出演して人気を獲得しました。

引退後には調教師になることが決まっていますが、お世話になった松本好雄氏が所有する馬を管理し、その馬に武豊騎手が乗りGIを勝つ…こんな姿を見たいですね。