無敗のまま凱旋門賞を制覇し、そのまま引退した伝説的な名馬のザルカヴァ。

まさにフランス競馬が誇る最高傑作ともいえますが、そのザルカヴァの産駒、ザラックがついにGIレースを制しました。デビュー前から(誕生時から)注目されていたザラックですが、デビューから2連勝を果たした後なかなか勝つことができず、2016年のドバイミレニアムSで勝利を挙げるまで時間を要しました。

しかしその後もなかなか勝ち切ることができませんでしたが、ついに7月2日にサンクルー競馬場で開催されたサンクルー大賞典を見事制覇し、これで見事GI馬の仲間入りを果たしました。

現時点では母親のザルカヴァには遠く及ばない実績ですが、今後の活躍次第ではそれ以上の実績をあげることも可能でしょう。ザラックの父はヨーロッパを中心に注目されているドバウィですから、この馬は本当に世界的な良血馬ですね。

母のザルカヴァにはデビューから引退まですべて、クリストフ・スミヨン騎手が騎乗していましたが、息子のザラックにもスミヨン騎手が騎乗し続けています。スミヨン騎手にとってもこの親子には思い入れが相当あるのだと思われます。

今回勝利したサンクルー大賞典は凱旋門賞と同じく2400mなので、今年の凱旋門賞に出走し、母であるザルカヴァに続いて凱旋門賞を制覇する可能性もあると競馬セブンは期待しています。