7月9日に福島競馬場で開催された七夕賞は、この時期ならではの重賞レースです。

今年の七夕賞で1番人気に推された馬はゼーヴィントで、この馬は昨年福島競馬場で開催されたラジオNIKKEI賞を見事制しています。その後は比較的高レベルなG2レースやG3にも出走し、2着続きで、勝ち切ることができていませんでした。

続く2番人気に推されたのがマルターズアポジーで今年の小倉大賞典で見事な逃げ切り勝ちを収めていました。まさに逃げてこそ実力を発揮できるタイプなので、どのようなレースをするのかにも注目されていました。

大方の予想通りマルターズアポジーが逃げる展開になりましたが、驚くことに出遅れてしまったフェイマスエンドが果敢に先頭に並びかける流れを作り、マルターズアポジーには厳しい展開。結果的にこの2頭は最下位とブービーとなってしまいました。

七騎の会が見守る中、優勝を果たしたのは中団でレースを進めていたゼーヴィントです。2着は実力馬のマイネルフロスト、3着にはディープインパクト産駒のソールインパクトが入り、1番人気・5番人気・7番人気という決着で、あまり荒れませんでした。

レース後にはフェイマスエンドがマルターズアポジーに競りかけたことについて問題視されましたが、これも競馬でしょう。