12月29日に大井競馬場にて開催された東京大賞典は、地方競馬の1年を締めくくる意味合いも持っている大レースです。
中央競馬で大活躍しているダート馬たちも多数出走して盛り上がりを見せました。

1番人気に推されたのは今年の帝王賞を優勝して、前走のチャンピオンズCで4着に入っているケイティブレイブ。
そして2番人気には前走は大敗してしまったもののJBCクラシックでは優勝を果たしているサウンドトゥルー、3番人気はこれが引退レースとなるコパノリッキーで東京大賞典を勝てば史上最多のGI11勝目となるので注目されていました。

七騎の会が見守る中、スタートするとコパノリッキーとケイティブレイブが前目につけますが、最終的にはコパノリッキーが逃げる形となりました。
2番手に控えるのがケイティブレイブで、そしてインカンテーションやミツバが続きます。
4コーナーをカーブして最後の直線に入る頃には2番手のケイティブレイブの手応え以上にコパノリッキーの手応えがよく、このまま逃げ切るであろうと予想した人も多いでしょう。

直線に入るとコパノリッキーが抜け出しを図り、粘るケイティブレイブを交わそうとサウンドトゥルーが脚を伸ばします。
優勝したのはコパノリッキーで念願のGI11勝という前人未到の記録を打ち立てました。