3月は別れの季節でもありますが、2人の騎手が3月31日をもって引退します。木幡初広騎手・二本柳壮騎手ですが、木幡騎手はJRA最年長騎手として存在感を放っていましたし、何よりも自らの息子3人が3兄弟騎手としてJRAのレースで活躍しています。GI勝利はなく(ダービーグランプリは勝利)目立った活躍はありませんが、重賞レースは複数勝利しています。

七騎の会はこれまで応援してきましたが、主にローカル競馬場で騎乗する機会が圧倒的に多く、勝利した重賞レースもその大半がローカルでのものです。何度もフェアプレー賞を受賞していて、その騎乗ぶりには定評があったようです。引退後は杉浦厩舎で調教助手になることが発表されています。

そして二本柳壮騎手も3月末で引退し、萩原清厩舎で調教助手になることが決まっています。競馬一家で育ち、祖父は名調教師として有名な二本柳俊夫師、そして自身の父親も調教師でした。
約20年にわたる騎手生活を続け、通算の勝ち鞍はそれほど多くはないものの、2003年には今はなくなってしまった重賞レースのカブトヤマ記念を勝利しています。
近年は年に1桁台の勝利にとどまっていて、その影響もあり騎乗数が減少していたようです。
まだまだ30代ですし、今後の活躍に期待したいです。

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