現在の日本競馬のダート界は絶対的王者が不在で、レースのたびに勝ち馬が変わっています。
クロフネやスマートファルコンのように絶対的な強さを誇る馬がいると当然盛り上がるので、待ちわびている競馬ファンも非常に多いでしょう。

七騎の会が見守る今年のフェブラリーSはゴールドドリームが勝ち、先日のかしわ記念はコパノリッキー、昨年のチャンピオンズCはサウンドトゥルー。
このような状態ですが、ついに圧倒的な実力を持っているのでは?と思われる馬が重賞を制しました。

その名はグレイトパールで、ダートに転向してから負け知らずの連勝街道を歩み続けており、5月20日に開催された平安Sではダイオライト記念で1.3秒差の圧勝を見せつけたクリソライトに対して0.7秒差の圧勝。
しかもこのレースでグレイトパールは出遅れているので、その実力は計り知れません。

まだ4歳ですから、チャンピオンズCをはじめフェブラリーSやドバイWCでも好成績を収めていただきたいです。
獲得賞金の関係で帝王賞に出走できるかは微妙ですが、もし出てくるようであれば1番人気になる可能性も十分あるでしょう。
ダートの下級条件で連勝をして期待されたものの重賞ではダメ…というケースも多い中、グレイトパールは最高のパフォーマンスを平安Sで魅せてくれました。