JRAのトレーニングセンターは日本に2箇所あります。
そのうちの1つが滋賀県栗東市にある栗東トレーニングセンターで、もう一つは茨城県美浦村にある美浦トレーニングセンターです。かなり前からJRAでは西高東低の状態が続いていました。美浦トレセンの坂路コースの改修工事なども行われかなり変貌を遂げた感もありますが、ただ単に距離が伸びただけで、それほど効果的だとは思えません。
競馬セブンが注目している箇所なのですが、今回また美浦トレセンに革命が起こされ、今度は厩舎施設が新しくなりました。まだ全ての厩舎が完成したわけではないみたいですが、すでに引っ越しが始まっており、馬房にいる馬にとってもより良い環境となることは間違いありません。調教とは直接的な関わりはありませんが、日々の過ごし方が変わるのでレースでの結果にも好影響が出るかもしれません。
今もまだ西高東低の状況のままですが、以前に比べると例えば堀厩舎や藤沢厩舎の馬などが地力を見せ始めています。トレーニングセンターが2箇所あるということによる格差の問題は、完全に解消されることはないかもしれませんが、入厩している馬にとっても、そしてホースマンにとっても今回の厩舎の新築は素晴らしいことでしょう。
